2005年06月05日

「終戦のローレライ」

GW中から読んでいた本をやっと読み終わった本
その本とは、福井晴敏「終戦のローレライ」(講談社)。
1つの小説(4冊だけど)を読み終えるのに1ヶ月もかかるなんて滅多にない。
GW明けてからは通勤電車内でしか読めなかったからなぁ。
それも、満員すぎると読むスペースもないし。。。


今まで、福井晴敏の小説は「Twelve Y.O.」、「亡国のイージス」、「川の深さは」
と読んできたけど、「終戦のローレライ」はその中でも一番内容の濃いものだった。
ただし、個人的に一番好きなのは「亡国のイージス」かな。

この人の作品は、自分の中の正義に忠実に行動する主人公が、国家などによる
大きな悪に対して孤独に闘う、といったものが多い。
この作品も、ほぼそれに近いものと言える。

また、内容が非常に緻密である。登場人物一人一人や情景などの描写に穴がなく、
それを読者の眼前に浮かび上がらせるかのごとく細かいものとなってる。
だからこそ、作品が映画化されたり(亡国のイージス)、映画化されることを
前提として執筆したり(「終戦のローレライ」、「戦国自衛隊1549」)
するんだろうね映画

で、「終戦のローレライ」が今までの作品と違うのは、アツい闘いの中に恋愛が
絡められているところ。
恋愛小説と言うには遠いが、それでも微妙な心理や行動は巧みに描かれている。
これが、この作品に一層の幅を持たせているんだと思う。

あと、戦争をテーマの一部としているだけあって、やっぱ戦争について考えさせ
られてしまう。国家って何?正義って何?今、日本で生きてる自分たちって何?
そんな小難しい小説じゃないんだけど、読んだら考えずにはいられない。
それだけ、作者に筆の力があるんじゃないかな。


内容についてイロイロと書きたいところではあるけど、ネタばれするのも何だし、
ここではやめときます手(パー)
興味ある人は個人的に聞いてください。おそらく延々と語るんで(笑)。
っつーか、時間あったらぜひ読んでおくれぃ。かなりおススメひらめき
posted by t-shark at 03:28| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | こんな本読んだ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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